2011年11月14日月曜日

11月4~5日
《美ら海振興会》「イキイキサンゴ大作戦」開催!


11月4~5日、《美ら海振興会》による「イキイキサンゴ大作戦」が開催されました。4、5日両日とも、前日の海況予報波高が2.5m以上となり、海上保安庁に提出しているイベント実施申込書内のイベント中止規定(波高2.5m)を超えてしまい、同ポイントに多数の船が錨舶することが危険なため、全体イベントとしてのサンゴ植樹は中止。撮影のため、一部の船だけでのサンプル植え付けとなりました。
昨年に引き続き1,000株の植え付けを予定していましたが、あいにくの海況のため、一部のダイバーによって植えつけられた株は2日間で約100株。残りについては後日、《美ら海振興会》メンバーの手によって植え付け予定です。
これまでにサンゴの植え付けたポイントでは、台風により流されたサンゴなどもあるものの、多くが順調に育っており、2年目3年目になるサンゴも順調。特に5年目のサンゴについては、数株がくっついて大きくなっており、自然なら十年は経たないとできないような大きさになっています。

2年目

5年目

同じ場所には同じ親サンゴから株分けしたサンゴの種を植え、DNAの違いからお互いに喧嘩することを防いでいることと、自然に対して強いサンゴを作るため、サンゴの株同士をすぐ近くに植えることで成長したら合体するようにはじめから狙って植えていることが成功の理由です。
残念ながら植え付けイベントは中止となりましたが、5日の夜に開催されたパーティーでは、今までのサンゴの成長の様子や植え付けについての経緯などが話され、またエイサーの実演なども行なわれて、参加した皆さん、大いに楽しまれたようです。また、《美ら海振興会》会長でPADIのコースディレクターでもある《シーマックス》松井氏が中心となって執筆され、今年発刊された『サンゴいっぱいの海に戻そう』(芙蓉書房出版)の即売会なども実施されました。
レポート・写真/PADIジャパン沖縄オフィス・河井

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